今日は朝から大学講師の日。しあわせの国ランキングの上位常連であるデンマークと日本の比較を通じて、「少子高齢化、財政危機」をどのように超えていくか、人々が現場でできることを探ってみる授業としている。3回シリーズである。今日が2回目、次週はグループワークによって、より長期間就労するための高齢者ならではの事業企画を作って発表してもらう作業になる。

18歳投票施行はけっこう授業に向かう姿勢に変化を与えているようだ。私はこの授業を9年間、一年生に向けて実施してきている。昨年までは思わなかったが、この夏の国政選挙から有権者となる学生たちは、この国の未来について、我がこととして向き合う雰囲気が見られる。なぜデンマークの投票率が90%なのか、政治家は何処が日本と違うのかなどの質問やどういうやり方で国の格差のない社会が作れるのかなど・・率直な質問が急増した。

私は政党より人を選べと思う。その一つに椅子に誰が座るか、自分たちの気持ちに沿って働くと約束してくれた議員の名前を書けばよい。そのためには千葉県での候補、そして全国比例候補、2人の名前を書けるので、ホームページを見てチェックして、対象者を絞り、メールで自身の意見をぶつけてみて,その反応で選んだらよいと思う。きっとまともな候補なら喜んで返事が来るはず。投票率9割(地方選挙は8~7割程度)のデンマークは、有権者の利益のために働く人しか議員にはなれない。それが政治への信頼を作り、高税高福祉国家を成り立たせている。

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