一時保護所に収容できる日数は、児童福祉法で2か月を超えてはならないと規定されている。その理由は、子どもの日常を厳しく抑制するからである。一時保護中は親に会えない、学校にいけない、学校の話をしてはいけない・・・等々。

しかし。2か月を超えて保護所に留める事例は全国で全体の3割となり、千葉県では平均100日という児童相談所も出現している。同じ法律の中で運営されている全国の児童相談所。一時保護日数平均6日の愛媛県と60日の千葉県では、全く別の考え方で児童虐待対応が行われていることは容易に想定できる。

全国一番長期保護県千葉県への改善の提案をしていくために、昨日は、実際に親からの虐待経験を有する方々の団体メンバーと、共通課題の調整を行った。救って欲しいお子さんが一時保護されず、必要のない親子が分離される。原因は一つ、分断はさせない。