以前記載しましたが、三重県松阪市の市長辞職に伴う市長選挙が10月4日開票されました。借金残高を毎日減らし続けているという肝の据わった市政運営に注目していた山中市長が、図書館建設議会事業否決を受けて辞職をして、40代の市職員を後継として指名し臨んだ市長選挙が開票されました。議案否決後、市民による議会リコール署名は、無効票数により不成立となったことを受けて、市長は辞表を提出し、選挙に突入したという経緯です。

戦ったのは、元市長、元衆議院議員、そして前市職員の3名。結果、2万6千、2万、2万5千という接戦で、元市長が返り咲きました。周辺市長たちからはお帰りなさいと歓迎されているとか・・

候補者であった40代の女性職員が立候補の記者会見の中で「間近に山中市長の行動を見てきて、この流れを引き継ぎたいと強く思った」と決意を述べていたことが印象的でした。民主政治というのは大きな波に翻弄されるものですね。投票率は53%。当市市長選挙の36%と比べては申しわけありませんが、この投票率、これだけ市を2分する動きがあっても、半数は投票に行かない・・。この現実を受け止めねばなりません。要するにどんなことがあっても半数の有権者しか参加しない現実を。

正面玄関に大きな借金時計を備える松阪市役所に11月視察に出向きます。私が所属する鎌ケ谷市議会総務常任委員会でです。