最近、千葉県外からの「児童相談所に子どもが連れていかれてしまった、どうしたらよいのか?」という、助けてくださいという相談が増加している。多い時は一日、三事例に対応することもある。相談の電話、メールが、私個人に入る場合と架け橋の会に入る場合が重なり、何が起きているのか?危機的状況をうかがい知る。誤認、やりすぎ保護は、「間違ってもよいから通報189へ」の強化とともに、悲惨な事態が全国で発生している。

虐待で死亡する子供の数はここ10年間変わらず、全国で40人~60人との統計がある。一方で、虐待かもという通報はここ10年で4倍に膨れ上がっている。児童虐待が過去最高というのは、明らかに間違ったとらえ方である。正しくは、間違ってもよいから通報を、との呼びかけに応じて、通報相談件数が過去最高というのが事実である。

通報をいくら強めても虐待で亡くなるお子さんの数は減らない。この対策では効果がないばかりでなく、不必要な親子分離によって、子ども、親の精神を傷つけて、家族を崩壊させてしまう。早急な軌道修正を求めて、年明けから行動を組み立てている。