なかなか示されなかった全国統計、児童相談所での子どもの保護日数の令和元年度が手に入った。保護所の入所期間には制限があり、最長でも2カ月を限度とすると決められている。その間、子どもたちは学校にも行けず、ほとんど親との面会すらできない、閉鎖環境にいる。権利が著しく抑圧された環境であるため、2カ月が限度と決まっているのだ。にもかかわらず・・・
千葉県は全国で断トツの保護日数となった。千葉市および全国平均の倍60日間。千葉市の課長と話したことがあるが、「保護が長引くと子どもがかわいそうですから」と会話の中で表現していた。県の職員からそうした表現を聞いたことがない。この差が倍の差となっている。自覚がないのだ。
先ほども相談の電話で、中学生、保護が10カ月という。10か月間も閉じ込めていてよく平気な理由を聞きたい。