7月12日(日)東京新聞の朝刊に俳句が掲載されていた。「声大き人は恐ろし夏の月」(田中亜紀子)というものである。解説者のいとうせいこう氏は「話し合う気持ちがないと声はどんどん大きくなり、独りよがりになり、ついには強制になる。夏の月のおぼろに思う恐怖。」とコメントしている。我が鎌ケ谷市議会の惨状はまさにこんなところか。夏の月とは田中さん、見事な表現をするものだ。昨夜の夏の月、私は勤務先のグループホームの窓から眺めた。千葉から見る月は、九州での甚大な被害を他人事のように大きく光っていた。
 ちなみに勤務によって得た対価で、私は学業に就き、今まさに、教授の厳しくも力強い指導によって、研究を仕上げようとしている。経験したことのない分野を苦しみながら乗り越えていくこと。何にも代えがたい自身の宝である。