今日、8月8日は天皇陛下より国民に向けて、生前退位の意向が示された日。改革を自らの手で成し遂げようと行動する方に、国民は共感と勇気をいただくことになった。天皇は平和憲法の象徴である。退位ののちも我が国の行くべき方向に大きな影響を与え続けてくれるに違いない。一方で、賛助会員になっていることで送られてくるユネスコニュースレター。「語り継ぐ平和」特集が組まれていた。パネラーの発言に共感すること多し。「ドイツ人は戦争の記憶に絶えず直面している。記憶の場所を目に見える形でで遺していくことが大事。貴重な証言や現場から、想像力をもって戦争を記憶していかねばならない。」「ユネスコ憲章の前文、人の心の中に平和の砦を築き・・戦争や争いの多くは、相手を理解しないことから始まる。平和は地との心の中から広がっていくのだ。」
今、地球上のあちこちで、我が民族、我が国家、我が宗教・・違うものを排斥しようというナショナリズムが台頭してきている。戦争への道は人々の心がつくりだす。わが心に「あなたは大丈夫?」と問いかけることが私の終戦記念日。経済界における、東レ社長の言葉が私の手帳に光る。「現実を直視する習慣、一般論より各論実務を重視、どんぶり勘定を止め生きた数値を見る。」この言葉を胸に刻み、今日を振り返る。