賛助会員になっている関係で、NPO法人成年後見なのはなという団体の通信が時々届く。判断能力がなくなった場合の財産管理や生活全般支援を行う制度が成年後見制度である。身内個人が後見人になることで発生するトラブルを避けるため、専門の団体にお任せすることが安心だと考える。千葉県内では最もたくさんのケースを担当されている団体がなのはなだ。私の知人が、精神的疾患から判断能力が低下、周囲にたかられてしまい、自身の財産を自ら押印して使われ続けてしまった。このままでは丸裸にされてしまうと思い、成年後見をお願いして、はのはな関連の弁護士さん通じて取られた財産の取返しの手続きをしてもらったりとお世話になったことがある。

今日いただいた通信には、おそらく中高年の方であろう、東京大学で開催された成年後見制度の講座を思い切って受けて、なのはなで実習し、今、活動に参加されているという方のメッセージが掲載されていたので、ブログで紹介しようと思ったのだ。成年後見人の活動は、専門知識が必要な場面はほとんどなく、今まで生きてきた人生経験、社会経験を頼りに行う業務であるとも、別な後見人さんがおっしゃっている。新たに勉強しなおして、これまでの仕事とは別世界に飛び込んで、充実した日々を送っているという、一人一人のメッセージが、通信を読んでいる私自身に勇気を与えてくれるのだ。いつまでも、次の目標に向けて一歩前にと歩き続けるそんな心構えで生きていきたいと、強く意識した土曜の朝だ。