昨日、仲間たちと一緒に酒々井町にある老人ホームエコトピア酒々井の省エネ対策を視察した。ここでの省エネシステム全体をコンサルタントしたのは、早稲田大学のベンチャー法人株式会社早稲田環境研究所である。老人ホーム側では施設の老朽化に伴い、各設備すべてに改修費が嵩むようになり、1億円近い大型改修の必要に迫られる中で、少しでも電気燃料代を縮減させて、職員人件費に回したいとの必要から、エネルギーシステム全体を見直すことにしたという。官民施設の修繕費に追われている昨今、ランニングコストの削減優先にした設備の見直しのモデルとして、一見して欲しい施設である。
 政府の研究資金を受けて省エネシステムの取り組んでいる早稲田大学は、このモデルの経費削減効果をデータで示している。導入した施策は次の7つ。
 ① LED照明
 ② 省エネ型エアコン
 ③ 太陽光発電
 ④ 高効率給湯設備
 ⑤ 太陽熱温水
 ⑥ 地中熱ヒートポンプ
 ⑦ 電力契約の切り替え ベースを東電、ピーク需要変動部分を新電力会社に
年間削減エネルギー経費は実際のところ、灯油代が年間1500万円から300万円へと1200万円の削減、電力料金は、エアコンを電気に変えたにも関わらず、600万円の削減効果、ガスは変化なく、合計年間1800万円削減となったとのこと。設備費はシステムを変えない場合9000万円は見込んでいたのが、省エネシステムにしたら8000万円(補助金が使用できたため)で済み、設備コストは変わらず、年間1800万円のランニングコストダウンにつながったという、なんとも素晴らしい結果です。

業務用ボイラーを止め、家庭用を8台設置し、需要に応じて必要なだけ動かす

エアコン設備も8基置き、需要に応じて動かす

屋根には太陽熱温水設備が。夏は灯油ボイラーほとんど動かさないとの説明