毎月11日(東日本大地震の発生日3月11日にちなんで)には、都内で「結イレブン」と銘打った交流会が開催されている。昨夜は、大交流会という特別企画として、銀座の真ん中で行われた。地震発生から5年半、集まったメンバーが生きてきた道はそれぞれだが、福島を忘れない・・そんな思いは共通している。
今日のメインスピーカーは。”かーちゃんの力プロジェクト”を率いる飯舘村の渡邊とみ子さん。村のブランドにと新種のジャガイモの生産を始めたところ地震が発生し、これまで生産してストックしてきたジャガイモを全部処分してきた。残ったひとつのタネ芋から次々増やしていく試みを避難先で農地を借りて生産し、今はその任務に集中しているという。
とみ子さんはお話のまとめとして以下のような言葉を紹介されていた。「何かをやろうとすれば困難にぶつかる。何もやらなければ何も残らないし、何の成長もない。とかくやらない人ほど理由付けをする。しかし、撒かない種は芽は出ないし、実もならない。全ての答えは現場にある。」どれだけの語れない悔しさがあっただろうと思う。「だから私、あきらめないことにしたの」というとみ子さんの詩も紹介されていた。この強さを、私も胸に刻んで心の糧にしていきたいと思う。

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主催者の根本さん

主催者の根本さん

お話をいただいた渡邊とみ子さん

お話をいただいた渡邊とみ子さん