成年後見サービスを広域で行っているNPO法人があり、私も賛助会員となっている。その通信が届き見ていたら次のような記載があった。ひとりの理事がサービスに当たってきた94名中37名は亡くなった際、葬儀はなく火葬だけであった。このうち、親族や友人の参列があったのが11名しかなかった。残り26名は自分一人で見送ったという。納骨は生前に本人から聞いていればその墓地に、なければ理事たち所縁のお寺に頼んでということだ。電話で確認すると、遺骨だけは親族に無理無理頼むことが多いらしい。
 さらに聞いてみた。「市民なら誰でも入れる合祀型墓地があれば希望者はどの程度か。」と。希望者はかなりいますし、どんどん増加していきます。孫子にお墓を残したくない人もいますし、遺骨の行き先にこだわらない人が増えています。とのこと。そうであろうと思う。対して利用者のいない施設を造るより、よっぽど需要が大きいですよ。とも話してくれた。
 お墓さえ生前予約できていれば、最期のケリをつけるにはとにかく安心だと強く思う。9月議会がもうすぐ始まる。自分自身が手にしている1時間の質問枠は誰にも邪魔されない。今回は、このお墓のこと、高齢者の生活支援コーディネータ、そして初富駅周辺開発のこと。これらを質問するつもりだ。