鎌ケ谷市の広報でいつも不思議なのは、基金(貯金)が増えていることのみを強調することです。
こうした表現は市民に誤解を与えるので、より現実をわかっていただくために、どの会社でも行っているように、貯金と借金を同時に掲載します。
 貯金は過去最高額となっていますが、それでも、規模の近い周辺自治体と比べればまだまだ不十分です。一方で借金も過去最高額となっています。10年間で、貯金40億円増加、借金88億円増加しました。グラフ1
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この借金の中身にも注目してください。道路や施設をつくるための建設購入用借金より、運営赤字を補うための借金のほうが金額が大きいのです。国も鎌ケ谷市ももっと厳しくなる未来の市民に、借金のツケを先送りしているのです。グラフ2
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結果、ここ10年間を見ますと、市税収入という自前財源が減少気味で、国からくる交付税と借金の増加で、市の経営を行っているということが見えると思います。この現状の何を持って市長がアッピールする「劇的な改善」なのでしょうか? グラフ3
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