9月議会では、いつもの児童相談所運営を取り上げた。
一般には、強い権力を有する機関、密室で何が起きても隠せてしまう機関においては、その実態を、不利益を被った当事者が訴え、外部の目が調査し、改善を促す制度がある。例えば、警察の権力に対しては公安委員会という機関があり、精神科医療施設には千葉県のチェック機関が駆け付け働く。
一方、県内6カ所の児童相談所は、誰の目にも触れられない閉鎖された施設の中で、超法規的な強い権力が発動され、当事者ですら知ることができない、つまり何が起こっているのか本人たちもわからない、誤認があっても正すための手続きが無いので、ただただ泣きながら親子の分離に耐えるしかない。
本来の児童福祉の推進、公正な運営、誤認を正す運営のためには、権利侵害を受けている当事者からの訴えを受ける手続きと、調査と是正提言を行う機関が無くてはならない。
国の制度整備を待たずに千葉県先行したからって、誰も文句は言いません。