今日から新年度ということで、「保育園に入園できたので仕事に戻ります」という声、「希望してきたけど無理でした」という声をあちこちで聞く機会が多くなりました。この間、鎌ケ谷市は待機児童対策に優先的に事業予算を付けてきました。結果、一昨年度末200名の入所待ちが、昨年度末は60名と大幅に改善をしています。
待機児童の9割以上は0~2歳児です。また、0~2歳児全体の16%が保育園を利用しているとの報告です。残り84%は3歳になって幼稚園保育園に通い始めているのです。「女性の就労と子育ての両立」には様々な価値観があると思います。私は、母親となった女性が、どういう生き方を選ぶかが「我慢ではなく選択できる」社会が文明国家だと確信しています。世界で最も幸福な国デンマークでは、女性の就労が福祉国家の財源を生み出し、福祉サービス事業も生みだしているのです。
私は、鎌ケ谷市の乳幼児の保育教育環境を既存施設の連携を図ることで充足させていきたいと考えます。そのひとつが駅前送迎保育です。朝夕、保護者は送迎保育所に子どもを託せば、子どもたちは日中広々とした園庭付き保育所で過ごします。3歳以上になれば、送迎保育所から幼稚園に通うことを選ぶこともできるようになります。保護者としての選択肢が広がります。更に、日中の短時間保育や緊急保育に対応したり、駅前に1カ所のみでよいので夜間まで預けられる保育所も準備します。時として夜間の仕事が避けられない専門職の方にも、安心して鎌ケ谷に住んでいただきたいと思います。