桜満開の福島県双葉郡を先週一週間かけて、約900キロの距離移動して、約40名の住民の方々に直接話をうかがいに行きました。泊まれるところはほとんどなくどうしても移動に時間がかかってしまいます。この4月から住民帰還が始まっているという浪江町にある帰還準備のために町民向けに設置している宿に、お願いして泊めていただき、飯舘村はそこから50キロくらい離れている山の上なので何処に行くにも大変な距離です。
今回は浪江町出身者でいずれは故郷に戻りたいとおっしゃっている友人に、前半案内をいただいたので、おかげさまで町のキーマンの方々から話をうかがうことができました。更におかげさまで、自分一人では絶対できなかった私の姿が映っている写真をたくさん残してくださいました。何よりありがたいです。
住民の思いはそれぞれですが、私が共通して感じたことが2つあります。1つ目は「除染して若者子供が戻れるように」とないものを求め続けず、高齢者が多く暮らし活躍する、納得して暮らしていける町を再生するという、現実の視点にたてば、できることがたくさんあると思いました。2つめは、もしもまた避難が必要な事態が発生した時に、今度はこうして避難するという町全体の構えが、安心弁として必要なのではないかと思いました。
これから、じっくりと今回の聞き取り内容をまとめていきます。

浪江町の桜

浪江町の桜

公園の土は全部はぎ取られている 浪江町

公園の土は全部はぎ取られている 浪江町

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