警察からの通告内容をコピーするだけの児童相談所なら専門機関とは言えない。コピーや決めつけを繰り返すだけでは、専門性は養われない。そんなことを痛感した場面があった。事例は、自閉症という診断を受け、主に母親に対して他害行為を繰り返す「行為障害」を持つお子さんのいる家族の話。「このままでは面倒みられません」と訴えたら、虐待ネグレクトと認定され、一切子どもとの接触を断たれてしまった母親がいる。

下の文書は、警察が児相に虐待通告した文書の一部。更にその下の文書はその1年後、一時保護を経て示された児相の見解。警察の通告の内、母親が困って訴えた理由を削除してコピーしている。この1年かけて何を調査してきたのか?
「障害児の養育環境」の話が、「母親による虐待」にすり替えられて確定された出来事だ。児童虐待の定義から大きく外れた、的外れな虐待認定。こんなことを公権力が総力上げてやり、たくさんの県民が泣いている。

※児童虐待の定義(ネグレクト)
ウ.児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、その他の保護者としての監護を著しく怠ること。

上:警察通告分(1年前)
下:児相判断(現在)