一粒の麦、地に落ちて死なず…
人生、使える時間は限られている
自身も高齢者の分類に入っている。アップル社創設のスティーブジョブズが訴えていたように、人生の持ち時間は限られている、余計なことはしていられないし、会いたくない人と過ごす時間はない、そんな言葉を心で唱えながら日々の判断でその行動を決める。
2019年思い立ってチャレンジし、千葉県議会議員の任務を市民の皆さまから与えていただいた。その年初めに、野田市の小学女児が父親からの暴力で命を落とした。その4年前にも市原市にて男児が死亡している。県議会議員となって初めての県政通信(2019年7月発行)では市原市男児死亡事例報告書を話題に取り上げた。
この通信を見て私のタウンミーティングに来ていただいた高齢の男性がいた。「私の孫が心当たりのない理由で児童相談所に連れ去られた」というのである。一体それは何?私に児童相談所問題と出会わせてくださったのは、ユーチューバーたかさんの父親だった。それから、児相と親子の架け橋千葉の会を呼びかけ、当事者たちの自助組織を結成した。その後、児相のあり方を考える地方議員懇談会を全国の議員たちで立ち上げた。そして、2026年現在、一般社団法人子どもと人権プラットフォームを呼びかけ結成した。
思えば、私の県議会議員時代の6年間は正に、同意なき親子分離、家族崩壊を国家権力が躊躇いもなく推し進めてきた『児童相談所問題』との対峙そのものだった。一粒の麦、地に落ちて死なず…人生、使える時間は限られている。自身のライフワークと心に決め、議員としての重責を肩から降ろして、今は、障がい者のグループホーム(すでに11年間勤務)、障害児のデーサービス事業所で働いて、現場で学び、活動費を捻出し、本務に向かい合う。議員時代よりも目まぐるしい日々を走り回っている。
2026年3月1日
一般社団法人子どもと人権プラットフォーム代表理事 岩波初美 (元千葉県議会議員)

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