児童相談所のあり方を考えるシンポジウム第二弾として、8月11日、文京シビックホール会議室にて「同意なき親子分離の実態とその後」を開催した。精神科医の黒木医師より、話題提供として、「児童相談所の現場で今何が起きているのか?専門職に求められる役割とは」の説明があり、沖縄、大阪、和歌山から当事者親子が参加して報告を行い、今後、行動していくことを提言した。

今回は児童虐待対応に関わる専門職の方々を積極的に誘い、良かれと思い、また義務として行っている行為の先に何が起きているのかをまずは認識してもらうことを目的とした。私は主催者代表として挨拶行ったので、その概要をここに記載する。

「昨日10日に開催したメディア向け報告会で、事例報告をに立った中学生男子児童は、都内児相に保護された際、周囲の状況聞き取りを行ったら大体9割が家に帰りたい子どもらだった。この数字は3~4年前に千葉県児相で保護された中学生男児が周囲に聞き取った数字と符号しているので、肌感覚として、9割は行き過ぎた保護がなされ必要な保護は1割程度であると推測できる。行き過ぎた保護を止めるために今回は関わる専門職の方々を意識してこの場に招いた。 このように全国から多くの方が参加いただき、リモートでも50名近い方が視聴くださっているということは、人の和が力強く広がり、今、正に天の時が来ていると理解する。一気呵成に押していく時だと考える。 今日は、全国から来て下さった発言者の声をしっかり聞いて帰って欲しい。」記憶違いがあるかもしれないが、このような決意を述べてイベントはスタートした。