2019年1月24日は、野田市の小学4年生栗原心愛(みあ)さんが、父親からの虐待で亡くなられた命日。すでに4年が経過した。私が呼びかけ人として1月24日に設立した児相と親子の架け橋千葉の会発足から2年がたつ。。
心愛さんが亡くなった事件が契機となり、特に地元千葉県での児童虐待対応は平常心を失ってきた。保育園、学校、警察、病院等各行政機関が、それぞれの専門機関としての目をあえてつむり、なんでもかんでも児童相談所に通報するルールに従うように仕組まれてしまった。「いじめで不登校の子供が家で親に暴力をふるうから警察に相談したら、児相に通報され、この一年間会うこともできず、どこにいるのかさえ教えてもらえなくなった。」このような話が後を絶たない。
今日は、隔月で実施している親たちの交流会。リモート参加者も併せて、毎回多くの家族が身を寄せ合っている。全国でも当事者らが実際に顔を合わせて、それぞれの状況を交流し合う場は他にないであろう。昨年11月3日の提示された、国連からの日本政府向け勧告の中に、市民団体の意見を聴きながら3年以内に法律改正の報告を行うようにという期限が示された。昨年国連で意見を述べに出向いた4人中3人は当会のメンバーである。この市民団体の筆頭が、われわれ児相と親子の架け橋千葉の会となったことを自覚する一日となった。