こんなにショックなことはない。3月定例市議会の動画を確認し、取り返しのつかないことが起きていることに腹立ちを通し越してショックの一言に尽きる。

市民参加の協議会もなく、駅直結の公共用地を失う
新鎌ケ谷駅南口に拡がる県有地は鉄道用地として取得し、後に鉄道事業が頓挫したことで、県から鎌ケ谷市に活用打診がなされてきた。結果、2,100坪は県が公募で民間に31億円で売却し、マンションと商業施設が建設中。残りの580坪と170坪は市が購入し、その後民間に原価で売却し、事業所とテナントビルを予定中。
 土地を購入した市が自ら使わず民間に売却したことは異例。3月市議会では「材料費高騰で応募者は一社のみ」と答弁。事業ビルなら駅直結でなくても支障はない。むしろイベント等広域から人が集まる公共広場こそ駅前にふさわしい。市民財産の安価な売却に見合う市民利益とは何かは未定。駅前という特別な場所にて市民参加の協議会さえ作らずに、一部の関係者のみで決定して契約するという手続きには疑念が生じやすい。