今日午前中は月2回定例の鎌ケ谷会議。鎌ケ谷市における行動すべきこと、および私自身の議員活動への要望を受けたり行動の意思決定を行うチームの会議である。私の政治活動の要である。今日のテーマはコロナ対応他。
午後は県庁に出向き。今日も児童相談所案件で関係機関からの説明を伺った。本来児童相談所という機関は、虐待の有無を追及するところではなく、児童の生活環境を整える目的で支援をするところであるという。確かに、児童福祉法ではそうである。しかし、児童虐待防止法が出てからは、その機能として、虐待のおそれから児童を守る大義が勝ってきている。あくまでおそれであって、その事実の確認はなされないまま、子どもの措置が決まっている。
「子どもを虐待した、またはするおそれ」と烙印を押された保護者は、その無実を晴らそうと心底疲弊する。児童相談所と緊迫した対決を強いられる。場合によっては、知事を被告としての裁判で無実を晴らそうとする。こうした児相への不信感は、その後の子どもと交流、生活の取戻しへの準備に大きな支障となっていく。
私が顔を会わせる保護者の中には、子どもとのかかわりに関して、何らかの支援や助言が必要と思われる方々がいる。一方で、その支援や助言を求めることが、要チェック家族として登録されることになってもいる。ここで、何か事柄(子どもの傷、子どもの鼻血、子どもの迷子等々)が起こると、親の養育環境が不十分だからとして、施設や里親が望ましいと結論付けられていく。親子への支援を確実に実行し、子育ての困難さを抱える父母を追い込まないで欲しい。