引きつづいて下水道事業についてです。

平成25年度末(これが最新)鎌ケ谷市下水道事業の概要です。事業費は約20億円、その内半分はこれまでの建設用借金の返済に使います。4分の1が管理費、4分の1が建設事業費です。

これまでに建設した下水道の長さは約163キロメートル、270億円かかっています。1メートルあたり16万円の建設費です。

この20億円をどのように調達しているかですが、半分が利用者負担(使用料)です。3割が市の会計から繰り入れ、2割は建設費借金です。

市内東部の花見川処理区(人口22,000人)はほぼ100%完了、市内北側の手賀沼処理区(人口57,000人)は60%完了、市内南側の江戸川処理区(人口27,000人)はこれから建設開始です。単純計算では、過去22,000人+57,000人*60%=57,000人・・270億円ということは、残り57,000人*40%+27,000人=50,000人・・240億円かかるということです。少子高齢化時代になり、とてもではないが仕上げることは無理なのではと容易に推測できます。

よって、現状の巨大な終末処理場から、その2割程度の事業費で実現できる分散型小規模下水処理施設への変更が非常に有効であると注目しています。

人口減少下における下水道計画手法のあり方について案 (平成20年6月 日本下水道協会作成)では、人口減少下において、下水道計画のあり方として転換すべき事項が、「将来人口等の見通しに基づく全体計画の策定・見直し」「下水道の質的向上に向けた既存ストックの有効活用」「人口 減少を見込んだ適切な財政見通し」により整理されています。

現在、国土交通省事業として、全国14の自治体が新たな整備手法の社会実験に取り組んできています。 http://www.mlit.go.jp/crd/sewerage/mifukyu/01.htm

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