「謝罪の歴史は止めにしよう。貢献の歴史を作ろう。」と総理大臣が訴える。平成27年8月14日18時からの安倍内閣総理大臣の戦後70年談話である。謝罪をしなければならないようなどのような事実があったかを反省・貢献の前に国民は知らねばならない。その事実に目を背けて反省も謝罪もなければ貢献はない。時を同じくして、天皇陛下が正に当事者として、日本国民を代表して慰霊と謝罪をアジア各地を訪ねて行っている。わが鎌ケ谷市から戦地に出向いて戦死された若者たちの多くは、フィリピンや南太平洋の島々で亡くなったのである。なぜ、あんな遠くの島まで銃をもって、船に乗り山中を歩いていかねばならなかったのか?どうして戦争などが始まるのか?人は大きな過ちを大義の名を借りて行ってしまうのだ。
鎌ケ谷市図書館に世界の戦跡めぐりという20年前に発行された写真集がある。70年前に日本人が中国韓国各地で、何も関係ない一般の他国の住民を集落ごと焼き殺してしまったことことは間違いない事実なのだ。そういう残忍な行為を人間は行う生き物なのだ。その謝罪をし続けていくことは日本人が歴史の事実を忘れず、それを繰り返さないためにどうしても必要なのだと思う。