今日は千葉県議会の代表質問の日。立憲民主・千葉民主の会を代表して、網中肇議員が登壇した。

質問の一つに、児童相談所の一時保護所がテーマだった。児童相談所が今後、県内に複数設置(船橋市、松戸市、柏市、印西市)されることとなっていて、その人材養成を千葉県は今まさに担わねばならない。しかしながら、職員はメンタル不調で休職・退職し、補うだけの職員は全く確保できておらず、職員の数だけでなく質の確保が課題という現状説明があった。

その解決策として、すでに江戸川区児相で先行導入されているAIによる業務の効率化が成果を上げていることが紹介された。指定された情報を入力すれば、標準的な判断基準によって個別事例を評価できるという。経験が少ない職員であっても判断に大きなミスを生じさせない、よって、判断ができないから子供を長期間保護所に閉じ込める、誤認で保護してしまうという愚行は回避できることを期待する。

以前から話には聞いていたAIによる業務の効率化が、ぐっと現実味を帯びてきてうれしい。訳の分からないデタラメな仕事を繰り返し実行役として担わされるから、メンタルが壊れて職員は退職していく。こうした有効な道具は改善を志向してこそ使えるはず。