本日、6月議会の議案説明会(なんと15分で終了)がありました。驚いたのは3月末時点で36億円に積み立てた貯金(財政調整基金)が、6月には16億円になっているとの資料が示されました。26年度の予算を組むにあたって、不足する財源の充当に20億円を使っているからです。
そもそも財政調整基金とは何でしょうか?将来の人口減少、財源不足に対応できるよう、いま、まだ余裕のあるときに、年度末で剰余となった資金の半分を積み立てるという考えかたです。毎年の予算を組み立てるのに半分以上を取り崩すのでは、本来の目的が達成できません。
昨日、となり船橋市の議案説明資料を見せていただいたところ、230億円の財政調整基金のうち10億円を取り崩すための理由資料が議員に提示されていました。将来のための基金をどうしても取り崩す必要がある場合、それだけの説明が必要なのです。
財政の健全化とは、税収の確保と無駄の排除というたゆまぬ努力によって実現できるものです。何もしないで、健全財政など手に入るわけはありません。