ミニ・ミュンヘンの記録(2004年)と日本国内での「こどものまち」を展開してきた記録(2010年発行)を久しぶりに読み返してみて、ドキドキとワクワクが止まらない。やってみたいな~と改めて思う。
子どもだけの小さな都市には、銀行がありハローワークがあり、仕事に従事し通貨を稼ぎ、その通過で家を建てたり、劇場で観劇したり。市長選挙が行われ演説会で堂々とビジョンを訴える。投票して市長や市議が決定しまちの運営を担う。働いて得た通貨の中から、税金を支払い、学校にも行く。段ボールで作った自身の家では隣家との境界線争いが勃発すると、裁判所に持ち込まれ、双方の言い分を聞いて裁判官が判決を下す。などなど。夏休みに子どもだけのまちを体験し、年長者が指導者となって、年少の子どもたちが毎年加わってくる。大人は街には入れない。
逞しい子どもたちを生み出すことは、我が国家の基礎となる。だから、ミニ・ミュンヘン、こどものまちを展開する必要がある。