6月3日~6日、能登半島の地震からの復興状況と大災害への対策を教えていただくために、現地を訪ねた。この間、珠洲市の避難所に物資を送ってきた関係で、避難所への訪問を行うことも目的の一つだった。案内者は富山県在住の川嶋茂雄氏で、毎日のように県を越えて石川県に日参して、誰よりも被災地の状況をよく知るスーパーボランティア。

これでもだいぶ進展したとは説明されたが、能登半島全域が戦場のように1月1日から映像が止まったような状況に見えた。メイン道路である「のと里山海道」も北側への一方通行で、壊れた車線は随所に再利用のために剥がしたアスファルトが積まれていた。私が出向いた翌々日から海外メディアが現地取材に入り、川嶋氏はその取材陣を案内したとのこと。海外で報道されたという映像番組が川嶋氏のフェイスブックより紹介されたのでここでシェアする。

https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dvc7mt_s8qZo&h=AT3OoZip0fDhTvu7_okXzM4PO2t06Klfg9K29NZQD1wJixZSedD8St7OKrNYcG2RSHx0QmBTVn1scczJ3gZ3QIRsl4uvFWtZdh2-HzdhV-SMAmPdGwCOzms1iKhd_yLtndQf&s=1

希望が見えたのは、のと里山空港ではANAが羽田まで1便を運航し、その飛行機を使い、地元高校生たちが北海道への修学旅行に行くために観光バスが複数台空港駐車場に集結していた。更に能登半島の先端では、地場産業である海水を使った昔からの製塩所が稼働しており、限定生産量ながら、復興作業で入ってきている自衛官らが土産で購入していかれるとのこと。

是非、今後どう変化していくかを時間をおいて見に来て欲しいと珠洲市の副市長がおっしゃって下さったので、2~3か月後には出向きたいと思う。