児相相談所問題を発信し続けてきた中で、最近、ようやくというか続けて施設職員の方からの連絡をいただき、情報交換をゆっくり行うことができた。児童らが一時保護を終えて施設入所になり、学校にも行き、友達もできるようになると、いろいろと思うことをしゃべりだしてくれるという。その相手が入所施設の職員となる。日常生活をお世話してれる職員への信頼が生まれてくる結果だと感じる。こうした職員との会話には親への気持ちが含まれ、これまで児童相談所職員が聞き取れていない気持ちが表出することも多いようだ。施設は原則として児相からの指示に沿って業務を行っている。児相からの説明を受けてこの児童の家族環境を認識してそれを事実として対応する。

がそこにはバイアスや憶測、全く実態のないことが書かれている可能性はかなり多いと思う。ある児童が言っていた。毎日聞き取りがあり疲れていると、どうでもよい気持ちになってハイハイというような投げやりな返答をしてしまう、何か家庭で困っていることはあるかとしつこく聞くので、ほとんど思いつかない中で、あえて言えばこんなことかな、と話したことだけが、事実として記載されていた。だから裁判資料が嘘ばかりという印象になるのだろうと思う。言葉の一部をつかまえて、ストーリーに沿ったアイテムだけをつなぎ合わせて、それがあたかも事実のように作文がなされれば、当然、嘘ばかりの裁判資料と映るはずである。

だから、こどもの本心が表に示される施設での日常の会話に、家族再統合への入り口があるに違いない。児童が減る中であっても、児童養護施設はバンバン新設されている。何かおかしな現象が起きていると思うのが普通だ。帰れる家族がいる児童がかなりの比率で施設入所になっているはず。施設職員の役割は子どもの家庭復帰の道しるべを見つけ出すこと。その働きに期待する。その働きを県は施設に強く要請をして欲しい。