欠席イチャモン事件や自身の大学院卒業研究に忙殺されている間に、お隣りの松戸市では公立夜間中学の開設準備が着々と進んでいる。世間は着実に前進している。つまらないやり取りに時間を使っている場合ではない。自主夜間中学なら、住民票のある無しは問わないだろうが、公立となると松戸市住民しか受け入れないというような制限がついてくるのか、そちらが逆に心配だ。保育園のように運営を利用者居住自治体が負担金を支払う方式で、是非とも進めて欲しいものだ。鎌ケ谷市民も活用できるからだ。

以下東京新聞より
『松戸、19年度にも夜間中学 「公立で設置を」市民の運動実る 2017年2月23日
  松戸市教育委員会は二十二日、市立中学校一校に夜間学級(夜間中学)を開設することを明らかにした。市教委は設置校や学級数などを検討し、早ければ二〇一九年四月にも「開校」する。県内では市川市立大洲中学校に夜間学級があり、松戸市教委が開設すれば、二カ所目となる。
 同市では、「松戸市に夜間中学校をつくる市民の会」が一九七九年から、中学卒業資格が得られる公立夜間中学の開設を市教委などに要望。同会が八三年から運営する「松戸自主夜間中学校」では、十代~七十代の五十人が学ぶ。市教委も十五歳以上の市民らを対象に、中学程度の内容を学ぶ講座を平日の日中と夜間に開講している。
 市教委は昨年四月に教育改革室を設け、夜間中学を調査研究。学齢期に達しながら小中学校に通っていない児童生徒や、不登校のため十分に学べないまま中学を卒業した十代など、夜間中学の潜在的なニーズを確認。同十二月、国会で夜間中学での就学機会の提供などを地方自治体に義務付けた「教育機会確保法」が成立したことを受け、開設を決めた。市教委によると、同法成立後の公立夜間中学開設の表明は全国的に初めてではないかとしている。
 伊藤純一教育長が同日開会した市議会で、「市内中学校一校に公立の中学校夜間学級を開設するための環境を整備し、学びのセーフティーネットの一層の充実を目指す」と述べた。
 公立夜間中学は昨年四月時点で、全国で八都府県二十五市区に三十一校。同会の榎本博次理事長(68)は「長い運動が実りとてもうれしい。全国で公立夜間中学開設への期待は大きい。松戸の動きが弾みになれば」と歓迎した。松戸自主夜間中学については榎本さんは「公立中学に行きにくいというお年寄りもいるだろうから、学びたい人が一人でもいれば続けていく」と話している。 (飯田克志)』

3000回の記念授業のご案内を頂きました。講師は前文科省事務次官の前川喜平さんです。
2017年10月17日 18時~ 松戸市市民劇場にて 別紙チラシ。3,000回記念公開授業チラシ (1)