土曜日開催しました、私主催のタウンミーティングにおいて、鎌ケ谷市最大の課題ともいえる、北千葉道路の線形について、市内通過部分約3㎞を高架方式から地下方式に変更すべきとの提言があり、私にとっては新たな課題を突き付けられた形となった。
都市計画審議会にて提起されたこの大きな変更テーマが、一切、取り上げられることはなく、情報として市民の耳に入ってきていないことにも大いに疑義が生じた。
審議会の議事録を確認すると、市職員が意見は出せないを何度も繰り返す展開であった。「国、県、沿線市が一体となって決めてきた計画となりますので、それに対して自動車専用道路を地下式へ促すような意見を添えることは、市としては難しいと考えます。」
「今回、高架式から地下式へ方向転換するような意見を添えることは、この事業そのものが振り出しに戻ってしまうような意見となってしまうことから、県に対してその意見を添えて回答することは難しいと考えます。」
「できる限り早期整備を図るため、高架構造を基本とすることが計画者の決定であり、鎌ケ谷市としても賛同したところでありますので、今回の照会に対する回答については、地下式へ方向転換するような意見をすることは差し控えたいと考えます。」
市長意見を提出するための公式の会議が、単なるお墨付きを与えるだけの形骸化した機関となっていることが判る。
今日、早速、千葉県の担当者に改めて地下方式に対する見解を求めた。明確になったことは、早期実現を図ることが、最大ミッションという。そのためには事業費が少ない高架式を選んでいるという。どうしても高架に出来ない部分のみを地下にしているという。よって地下と高架を行ったり来たりする構造となった。
繰り返すと、事業費が少ない方が早期実現できるという判断だ。ならば、二つの線形で事業費を描いていただかねば、本当に高架が安いのかはわからない。景観や土地利用等の関連効果も含めて、本来は、検討がなされねばならないはずだ。