2月9日、一般質問にて、介護が必要な高齢者でコロナ陽性者専用の療養施設が必要ではないかと聞いた。
感染拡大防止の基本は、陽性者をみつけて、一定期間、周囲との接触を避けられる環境で隔離生活をしてもらうこと。ところが、介護が必要な高齢者は、いつもの施設の中で可能な限り接触を避けて生活している。結果、入居者にクラスターが発生してしまう事例は後を絶たない。陽性者がいる施設で介護スタッフらの心身の負担もかなりのものと思われる。
現場の高齢者施設からは、病院での病床のひっ迫状況では、介護の手が必要な高齢者が入院できる環境は狭い。一般の陽性者のように、介護付き療養施設が欲しいとの希望が上がっている。使用していない高齢者施設をその専用施設に使えないかとの要望もいただいた。
議会での答弁では実施は考えていないという見解が示されたが、その後やり取りの中で、施設側からの相談を受けていきたいとの意向が確認でき、相談日の日程調整まで進めるまでこぎつけられた。実現できたら、どれだけ施設側が助かるか、それは県もわかっている。
写真は、この施設を活用できないかと提案いただいた停止中の施設。