千葉県の児童相談所内にある一時保護所においても、コロナウィルスによるクラスターが発生している。保護されている児童はこの施設に隔離されているため、コロナ感染の危機は職員を通して持ち込まれると想定される。幼児が39度の発熱で血中酸素濃度はまだ正常域なので、このまま施設内療養するが、酸素が下がるようなら入院させるという報告を母親は電話で受けることとなる。
「このようなことになってしまい、申し分けありません」と謝られるが、陽性となった我が子に会わせてもらうことは叶わない。
すでに6ヶ月近く母子面会は拒否され続けている。子どもからしたら、どんなに具合が悪くても母親は来てはくれない、気にかけてくれるのは児相の職員しかいない。親子を分離したまま長期間、児相職員のみが子どもに接するとどうなるか?頼みになるのは職員だけという気持ちになり、親子の生活を取り戻す作業に困難な高い壁となる。
不要な親子分離が、親子の絆を滅茶苦茶に崩してしまっている。そんな事例ばかりが目に付く。