鎌ケ谷市役所の健康増進課担当職員の協力を得て、ハッピー(鎌ケ谷3丁目)では、今日健康体操講座を開催しています。お試しの企画であり、今後継続して実施していくとのことです。
ハッピーは代表者の山田さんが私財を投じて開設した、住宅地内の高齢者のたまり場です。鎌ケ谷市からは毎月電気代程度のわずかな補助金が支給されているだけで、参加者から毎日200円、イベントの時は300円~500円程度の利用料をいただいて場を提供しています。山田さんの目下の悩みは、「無償ボランティアをお願いするしかなく、人材の安定的な確保が最も不安。自分ができなくなれば閉鎖しかない。」といいます。
以前書いたように、市は自らが運営している社会福祉センター(第五中学校前)には、運営委託料を予算化し投入しています。利用者一人あたりで割り返すと、一人1回700円相当となります。施設は市が提供しているので、運営費だけの金額です。利用者(市民)はすべて平等ですから、どの施設を利用しようとも、せめて、一人700円を補助金として提供することが公平な施策です。こうすることで、第2第3の山田さんが誕生し、市内各地で自主的にたまり場が発生してきます。その分、一人で話し相手もなく過ごす高齢者が救われるのです。
こうした誘導策こそ市役所の果たすべき機能であると確信しています。