昨日は4月3日日曜日、皇居周辺の通りはお花見客でひしめいていた。午後、一橋大学一橋講堂(竹橋)で、3.11以降の人々の動きを研究し社会学的に分析した出版物「脱原発をめざす市民活動」新曜社の報告会があった。1000近い首都圏の団体が調査に協力し、この出版物の主要情報となっている。その団体の一つとして私が回答したので、報告会のお知らせをいただいたと思われる。
60年、70年の学生運動世代や労働組合や生活協同組合、政治団体等々の歴史のある既存組織が、3.11以降の社会運動の中で、その経験知をかつてと役割を変えて提供してきている。つまり、そうした経験知を使って、人々を繋げていく「有機的知識人」があちこちで活躍している。脱原発のうねりが、安保法制反対の動きにも大きく影響している。「有機的知識人」という言葉は初めて聞いた。ネット検索してもヒットしないので、発表者が作り出した言葉なのであろうが、上手く言いえていると思う。
私の周囲の有機的知識人らは、気持ちの中に脱原発の思いを持ちながら、それぞれ、世の中の事象を変化させるために具体的な事業を展開している。人々はつながることで、行動を起こしやすくなるとも実感している。一人一人が熱を帯びていくことで、ジワジワと民主主義国家は成立していくと思う。つまり、私の具体的事業目標(マイルストーン)は2年後の市長選挙ということになろう。