今朝、事務所のポストに「民主主義って何だ?」リレートークの発言集を作って、知人が配布してくださった。一昨日、4月17日日曜日に開催されたイベントに参加されて、すぐに文字に起こしてこうして発信して下さったのだ。この発言集に描かれている言葉は、自身の気持ちに更なるパワーと与えてくれる。自分が立っているこの場において、できることがまだまだあることを思い知らされる。本当にありがとうございます。
せめて、私のブログを使って、一部だけでも紹介したい。
〇上野千鶴子(東大名誉教授)
政治的シニシズムが続いたが、デモができる社会になった。真っ当なことを真っ当に言うことが、かっこ悪いことではなくなった。3.11世代の中から新しい思想と実践が生まれてくることだろう。変えたのは私たちです。
〇大林宣彦(映画監督)
狂気に立ち向かうのは「正気」しかない。正義ではない。正義と正義がぶつかり、勝った方の正義が正しいとするのが戦争だ。
〇浜 矩子(経済学者)
民主主義とは人々が主役ということ。まともな経済学とは、他者のために泣けること。対極が幼児的凶暴性。対抗できるのは耳~傾聴することのできる耳、目~人のために涙する目、手~助けるために差し伸べる手。
〇島田雅彦(作家)
震災後この国を亡ぼすのは国家だと気づいた。ポピュリズムにどう対抗していくか。既得権益を守りたいからと保身を気にする人、同調圧力があることもわかるが、信条を曲げない方法がある。面従腹背。投票は無記名だ。
〇内田聖子
大分別府の出身。両親に電話すると地震ではなく原発が心配という。政府のできることは、なにはともあれ、原発を止めること。地震のたびに原発の心配をしなければならない。
〇濱田邦夫(元最高裁判事)
安倍内閣の支持率が下がらない不思議。マスコミ報道に流されやすく、IQ低めにターゲットを絞れば、選挙は勝つと、自民大勝利のコンサルタントが言ってた。マスメディアが本来の機能を果たせず、国会議員も我が身大事で黙っている。オズの魔法使いの話。大きな怪物の顔をしたオズは、実は装置を使う小さなペテン師のオジサンだった。安倍首相はオズの魔法使い。装置を使う中年男ではないか。
〇奥田愛基(SEALDs)
みな震災を思い出している。個人がいない大勢は怖い。俺だけ、も怖い。私のための私たちの政治なのだから。