先ほど大学に行って教授から、日本の現状と行く末を案じる嘆きをいろいろうかがって、そのせいか、夜事務所に戻ってぐったり疲れを感じた。事務所にいるメンバーが、ワインとつまみをすぐ出してくれたので、それをいただきながらこのブログを書いている。教授の話の概要は、日本企業への投資を止めて、アメリカ企業に投資先を変えたら、すぐに利益が出たという話だ。ここ長期間、日本のGDPは全く伸びない中で、アメリカは確実に成長している。ということは、メジャーなアメリカ企業は利益を伸ばしていることの表れである。というのだ。日本の企業の株を個人投資家は買わなくなり、買っているのは日銀だというのである。非正規雇用が半数になるなんてとんでもない、企業を優遇したら経済は衰退してしまう、個人の生産性を高めねばならない、とにかく、もう間に合わない、日本は再起不能に陥る、小池知事にも知らせたい、経済学者は何しているんだ!という嘆きだ。
「だから先生、目の前にある自分自身のすべきことを行うしかないじゃありませんか。」と私は教授に助言する。小池都知事は自身の課題に必死で取り組んでいるし、私自身もそうしている。先生だって、自分のすべきことを日々淡々とこなしていくことしかないでしょうと。まず、自身のブログに、伝えねばならないエッセンスを毎日一つずつ書き加えたらいかがですか。と申してきた。
私は大学院で学び直すために、自身の生産性を高めて、授業料を賄うに足りる年間100万円以上は新たな稼ぎ高を、要は別な仕事をしてきている。私の仕事によって、その周辺に方々の活動や時間が確保でき、周囲の方々の生産性を高めることにもつながっている。そんな小さな積み重ねであっても、少なくとも周囲の消費循環は明らかに向上していることが確認できる。これらの事実を拠り所にして何が価値を生んで、何が生んでいないかを見極めているのだ。
今週は修士論文ウィークで今日から5日間集中して取り組む。今月はそのために福島への打ち合わせ出張もありで、自分の思うことに時間を使うことのできる幸せに感謝感謝だ。たしか「自分の人生を自分で選ぶことができる」という自己肯定感は、国家の幸福度の指標になっているようだ。その指標にむけて1%でも高められるようにすることが私の「政治にかかわる者」としての役割である。