私のブログに「エジプト日誌」をリンクしている。エジプト人と結婚した学生時代の友人が、時々送ってくれるエジプト事情を掲載したものだ。今回は、夏休みを使って息子がアメリカに修行の旅に出た話が添えられていた。
「明日から 10月です。うちの子どもたちの大学も始まり、やっと落ち着きました。息子がアメリカから帰ってきました。アメリカの底辺労働者として、2か月頑張りました。仕事場のレストランと家しか往復してないといっていますが、南米やアジアからの出稼ぎたちと働いて、たくさん学んだと本人は言っています。私から見ると、英語がアメリカンになったくらいで、態度は元とおんなじです。無事に帰ってきてよかったです。」というもの。
こうして、海外に一人出向いて、他国の人たちと長期間武者修行のような生活をして、自国に戻って学生生活を送る・・・20歳前後で経験することが、どれほど人生を切り開く力となるか想像に難しくない。あの紛争の国であっても、少額な学費で学び、一人一人がエンパワーするチャンスに果敢に挑んでいる。こうした若者が将来を担うわけだから、日本でも国力を高めるには逞しく生きる一人一人の若者が不可欠である。エジプト日誌、是非ご覧ください。