ここ数カ月、鎌ケ谷市役所に入って必ず確認する職員の在・不在を表す掲示板が消えている。不便でしょうがない。目当ての職員がいるかいないかわからないのだ。始めは機械の不調、修理中かと思ったら、議員の在・不在ランプは機能しているので、あえて消しているらしい。受付に聞いたら「防犯対策」とのこと。今日その詳細理由が聞こえてきた。2~3人のクレーマーと市職員が認識している市民の訪問を防ぐ目的とのこと。こんなことで防げるわけはないのに、大事な役所機能をストップさせるとは何事か。
 さらに聞こえてきたことは、そのクレーマーを派遣しているのは私であるとのウワサが庁内にまかれているとのことだ。何を根拠に。市役所の対応に不満を感じる市民が、私の事務所を訪問することはよくあることだ。市政の改革を訴えて市長選挙に挑戦してきている議員だから当然だ。苦情にはそれぞれ理由があり、その理由の多くは役所の対応の悪さが引きおこしていることは分かっている。「意見を言うとクレーマー扱いされる」とつぶやいていた方もいた。行動を起こす人は個人の信念があってのことなので、正面からきちんと向き合い終結させるものだ。
 私自身もひどい集団いじめにあうなど、訴えたいことは山ほどあるが、言う相手も方法も持ち合わせていないので、本務の中で主張していくことを選んでいる。市民が抗議に日参することのないような公正で透明な市政を運営することが、役所に付託された任務ではないか。誰かを悪者扱いして納得しているようでは本来の任務を忘れていないか。在不在掲示板は役所を訪問する市民への基本的なサービスである。すぐに復活させるべきだ。