1か月ぶりの投稿になってしまった。1ヵ月前の6月27日の県議会一般質問の結果を報告する。北千葉道路鎌ケ谷区間3キロを現在の高架構造ではなく、地下構造に変更して欲しいとの地元住民からの要望が、2年前より千葉県知事に対して提出されてきた。その経緯を踏まえて、県の見解を伺うという流れでの質問を組み込んだ。地下構造への変更を求める区間を計画図で示し、議場配布資料とした。このような資料を配布することができたのも、2年前からの市民の取り組みが今も尚継続し、国土交通省をも巻き込んで進行しているからに他ならない。

鎌ケ谷区間は未だ事業の詳細は未定。今後事業化に向けて高架方式か地下方式かが改めて、様々な調査結果から導き出されることとなる。鎌ケ谷区間の特徴は、3つの鉄道を横切り、鉄道の車両基地も横切り、国道464号線、県道船橋我孫子線、そのバイパス線を横切り、更には下総基地滑走路先を横ぎるという、わずか3キロ区間にたくさんの既存施設が横たわり、それらに支障のないように建設しなければならないのが北千葉道路。更に加えれば、北千葉道路のヘリにまで住宅地が連立するという区画整理事業が鎌ケ谷市によって行われたことで、ここに暮らす住民への環境保全も無視できない課題となる。

とにかく、建設には課題が多いのだ。それら課題を解決するには、高架構造より地下構造が良いと思う。メリットが大きいならそれを実行してもらえばよいと考える。県は今後、道路建設による多岐にわたる経済効果を調査することになるとの答弁。建設コスト、高架と地下の比較はすでに計算しているということを国土交通省から説明を頂いたので、そちらは国に情報開示請求を行い回答を待っている最中。道路建設による不利益を被る可能性が高い、道路周辺の住民や事業者向けの説明会を住民が設置し、県が出向いて今後説明を行っていくとの見解を頂いている。

「市は勿論のこと、更に地域住民の意見を聴きながら」事業化に向けての検討を行っていくという回答を頂き、新しい場面に展開がなされたという認識を新たにした。