県道拡幅に11億円、鎌小通り拡幅に5億円、駅前広場整備に1億円 計17億円は必要か?
本当に17億円かけて、大勢の市民に立ち退きや用地提供をしていただいてまでこの大事業は必要なのか?その大前提に合意形成がなされていない。“けやきネット”という市民団体が、4年間で100回近い検討協議を経て市民参加でまとめた計画は、初富交差点への影響が大きいとの警察判断で退けられた。現在鎌ケ谷市が最善の計画という「県道57号線を拡幅し右折レーンを設け、更に鎌ケ谷小学校通りをロータリー入り口部分まで拡幅し、ロータリー内に車両を通す」という真意は、その検討経緯が写真のように黒塗り未公開であるため全く不明である。議会も地権者も市民団体けやきネットすら経緯の説明を受けていない中、事業は強行されようとしている。
前回の6月議会の私の一般質問で明らかになったことは次の4点である。
1.県道拡幅を千葉県が行うとの確約はない。できる部分は協力するとの県の意向はある。
2.県道拡幅ができなくとも市道だけ拡げて、まずは車を通したいと鎌ケ谷市は考えている。
3.高架鉄道に沿って図書館側に道路ができるが、この道路は当面車を通すことはない。いつから車両が利用できるかの見通しもない。
4.船取線側から初富駅に車両を入れていくということはこれまで検討したことはない。
9月議会でも引き続きこのテーマを取り上げる予定。県道拡幅の見込みは千葉県としてどの段階まで合意されているのか?県道見込みがなくて市道のみ先行拡幅が本当に認められるのか?けやきネットと向き合って合意を得ようとなぜしないのか?駅近くまで車両を入れるという目的に沿って、巨費を投じずもっと他にあるはずと考えないのか?等。