昨年度と一昨年度の学校エアコン保守点検業務に関して、履行された証拠がないとの理由で、返金を求める住民監査請求が市民より3月起され、監査の結果、報告書に多数の誤りがあるからといって、実施していないとは言えないという理由で、請求は棄却された。
作業の確実な履行を教育委員会が確認したとの報告をもとに、監査委員は適正な支出であったと結論付けている。教育委員会はいつどのような方法で履行を確認したのか、その詳細を示していただかねばならない。履行確認の際に、報告書にたくさんの記載間違いがあることがわかるはずであるが、その訂正も指示していない。本当にチェックがなされて支払いをしているのか?疑義が残る。

本保守点検業務は、過去3年間同一業者が指名競争入札で受注している。が今年度は別な業者が落札した。落札価格も、過去464万、424万、今年384万円と、だいぶ引き下げられている。間違いだらけの報告書、写真の紛失という事態を引き起こしてきた事業者も入札には参加されていたが、落札はできなかった。
新たな業者となって、今後どのような報告書、現場写真が示されるのか、市民も継続してチェックして行くことになると思う。本来このチェックは教育委員会の仕事ですからね。