役人さんは聞いたことしか説明しない。何度も話題にしてきていることに、進展があったとしても、聞かない限りは知らせてはくれない。
児童相談所担当の児童家庭課の職員を呼び止めて、「第三者機関による一時保護の外部チェックはいつからどういう方法で始めるのか?」ときいた。実はと、国のモデル事業として千葉県が選定され、もうすぐ中央児童相談所にて始まるという。外部の目からチェックをしてもらえることになると、なんとなく嬉しそうな様子に見えた。
今、全国で、虐待で子どもが死亡する事件をゼロにするため、疑義を感じたらまずは子供を保護することが指導され、調査のための保護が増加している。私の下には、千葉県内の児童相談所による過剰保護、誤認保護、長期保護に翻弄されている家族の訴えがたくさん寄せられている。千葉県は全国第一位の一時保護長期県である。H30年度統計で一人平均48日間。最長保護されている子供は537日という。一番少ない愛媛県は平均4.7日と10分の1。保護所に子どもを長期間閉じ込めることに罪悪感がないようで気にかかる。
一時保護に課題の多い千葉県、このモデル事業で日常の業務内容に外部からの指摘が入ることになるであろう。保護日数が縮減され、家族統合が進み、平穏な家族の日常が取り戻せることを願っている。