県立佐原病院を訪問した。
きっかけは、先月の決算委員会にて、私が質問し、佐原病院の院長先生が答弁にたった、その流れで、近いうちに伺いますとの約束を今日ようやく実行できた。

狙いは、高齢化率35%の高齢者が多い地方で、昨年から包括ケア外来・病床・病棟、訪問看護事業所、介護支援事業所等々、高齢者を自宅に戻し、最期を看取る体制を整えてきた。地元のクリニック通じて患者さんに、いざというときにスムースに入院ができるよう登録呼びかけや民間訪問看護事業所の看護師さんへの教育の機会提供等々、あらゆる必要毎に挑戦している。中でも、パワフルに動いているのが訪問看護ステーションという。150人の患者さんを2チームで分担して、回っているという。訪問看護は看護師の権限が最も発揮できるので、やりがいある仕事だ。毎日最低1人は家族のもとで亡くなられ、看取りがあるという。
専門医ではなく、病人のすべてを診断治療できる総合医こそ必要という。でもその評価がまだ高くなく、若い医師が志してくれない。早く、実態に価値観が追い付いてほしいものだ。

写真は、災害時にこれさえ持ち出せば何とかなるという、150人の患者情報。
使わない調理台は、家庭復帰へのリハビリ用に使用していくとの説明。説明者は院長。