低気圧の影響で連日の長雨。水害被災地では、水位の低下を妨げ、復旧作業を妨げる恨めしい雨が降り続く中、国会で安全保障法案が強行採決された。

一昨日、「FAX貸してくださ~い」と知人の若いママさんがやってきた。手には手書きで、国会議員あての切実な嘆願が書かれていた。1週間ほど前には、杖ついて国会周辺デモに参加したという60代知人女性が、「国民投票ってできないの?国会議員に任せられない!」と、勢いある電話がかかってくる。

私は今まで考えてみれば一度もいわゆる権力者側にいたことがない・・だから、こうして考え直してくれ~と民衆が声をあげたら止まるのが、本来の保守政治(常識的で穏やかな)ではないかと思ってきた。今回は目に焼き付けてみていくつもり。権力をもつ者が、どのような表情でどのようなふるまいをしていくのかを。数の力でねじ伏せるその様を、悔しいが見届けねばならない。

戦争ができる国にすることが、なぜ戦争から国民を守ることになるのか、総理の言うその理屈が全く分からない。