財政への見解に引き続き、もう一つの挑戦は②公用地民間への売却方針に釘を刺すことです。この件は、私のブログで以前にも取り上げました。東道野辺、県道船取線沿い、道野辺小学校・手通公園とショッピングセンターの間に4,700㎡の公用地があります。先頃まで、給食センター・トレーニングセンターとして使用してきた場所です。
昨年度、市役所の職員間で数回の検討会がもたれて、「民間に速やかに売却する」とのびっくり方針がまとめられました。議会にこの方針が示されたのは3ヶ月前の9月議会直前。更に、売却に必要な不動産鑑定等の調査予算を議題として示されたのです。市議会に一度も方針の説明検討機会もなく、当然、地元市民から土地利用の意見を求める機会もなく。勝手に速やかに売られようとしているのです。調査予算審議の中で、私は委員でしたから、「予算を議決することは売却を承知することではないですよね?」「差し迫って売却必要があるのですか?」と問い、「売却の承認を求めたものではない」「差し迫った事情はない」との答弁を引き出しました。12月市議会では一般質問の中でもこの件が話題と成り、改めて、旧施設の解体と活用(売却含む)は別物である点を明らかに引き出しました。
この一例で分かるように、真剣勝負で挑まなければ釘を刺すこともできません。議員の力は本当に小さいですが、非力ではありません。