小雨の日曜日午後、人影もまばらな日本橋が会場でした。東京というのはビジネス街と観光地、全く景色が違います。駅から迷っても聞く相手もいない・・
日本オランダ友好協会が主催する催しがあり、オランダのボンネルフ運動の報告がありました。一言でいうと「交通形態の改善と人に安全な都市デザイン」を進める運動ということです。日本でも宮城県と京都府のニュータウンで取り入れられているようです。
余計な信号機や標識を取り払って景観の美しさを壊さないというコンセプトがあり、仮に日本で実行しようというときに、どの程度の法律規制があるのかに関心が募ります。「必要な場所に信号機」という概念がありますが、なぜ必要なのかを突き詰めれば、30キロ制限道路と40キロ制限ではその必要性も変わってくるように思います。
私たちは「街並みの美しさ」を忘れすぎています。以前旅行で長崎を訪問した時に、道路の敷石一つにこだわっていることに驚き、確かに坂道が多く移動は大変だけど、この場所の景観の価値は何にも代えがたいと感心したものです。美しい環境で暮らす利益にもっと注目をしませんか?