本年はまもなく締めくくられます。

皆さま、この一年をどのようにお過しになりましたか?

皆様にとって記すべきトピックスはどのようなものがありましたか?

私にとってのトッピクスをあえて3つに絞ってお伝えします。

1つ目は12月23日・天皇誕生日に開かれた天皇陛下の会見です。
「平和の時代であれば、様々な場面で活躍していただろう多くの国民を戦争によって犠牲にしてしまった」
懺悔の気持ちと戦争を二度と起こしてはならない決意をご発言くださったことです。これほどまでに繰り返し、天皇陛下があえて国民を代弁するかのように、メッセージを送り続けた年はこれまでになかったはずです。

2つ目は、4月から大学院で学ぶ機会を得たことです。社会人経験を積んだ今だからこそ理解できることが、夜景の灯りのように散りばめられている日々です。授業はいろいろありますが、一言でいえば「知識のマネジメントと活用」について学んでいるというところでしょうか。それを活かすための研究が来年の課題です。

3つ目は、ちょうど一年前から、市内の小さな障がい者福祉施設で宿直スタッフとして手伝いを時々していることです。入居されている一人一人の安定と成長を目標として、まさに職員がもつ知識のマネジメントを意識して組み込むことで、効果が現れていくことを実感する毎日です。手法はどのような組織にも同じように当てはまります。

では、皆様よいお年をお迎えください。

平成27年12月25日 岩波初美