児相と親子の架け橋千葉の会は今から2年近く前の、2021年1月24日に発足した。私は会の呼びかけ人であり、発足後は世話人を務めている。1月24日は、野田市の栗原心愛さんが父親からの虐待で亡くなった命日【2019年1月24日】である。

会の中心的事業がこの当事者らの隔月交流会と相談である。今回は、国連報告と勝ち取った勧告その後の活動、児相との裁判を繰り返し戦っている父親からの報告がメインテーマである。会場にての参加者とリモートでの参加者が、毎回新たに加わりながら、会は日々成長をしている。

全国で不要で長期一時保護が多発していて、親を虐待親に仕立てる行為も目に余る。国連では先進国でまさかこんな人権侵害が起きているとはにわかに信じがたい、でっち上げの作り話ではないかと疑われるほどの異常事態である。

この異常事態を打開するには、家の中で理不尽を嘆いているだけではダメで、顔を上げて声に出して事実を世に知らしめていくしかない。各自のエンパワーメントのためにこの会は存在している。