先の3月定例市議会、市民からの陳情に対して、役人が事実と違う説明をし、その説明を受け議員が陳情を否決した。事実と違う説明があったことを発行物にて指摘した一議員(私、岩波初美)に説明機会を与えることなく、議会運営委員会(委員長 芝田裕美)は、「議会を侮辱し、真摯な議論を否定した」と厳重注意という名の処分文書(発行者 議長 原 八郎)を一方的に作り、「公開処刑」のごとく、議会だよりという公的発行物で知らしめた。正確に言えば侮辱を受けたのは私だ。その頃、陳情団体は発言内容の間違いを説明する資料を付けて「審議し直し」を求めるも議会の答えはNO。この事態に及んでもなお、市民の訴えを直接聞かず、職員の説明ばかりを求める不思議な議会。この官尊民卑体質が残念ながら鎌ケ谷市の現実である。これではまともな民主主義政治を実現できるわけがない。

[  三月定例議会を終えて
東初富テニスコート面がツギハギ補修により高さが変わり危険なので早急な張替と、利用者が多いので三面を四面に増やし、眩しくない方角に90度変更するよう求める陳情が提出された。「土地幅が1m足りない、方角は現在の方が眩しくない。危険という苦情はない。」という職員答弁を鵜呑み(厳重注意うけた日に「受けて」に変更済み)して、議員は陳情を否決した。図面では土地幅37mあり、日本テニス協会の設置基準より1m以上余裕がある。幅は足りる。四面は実現できる。]

事の発端は、私自身の市政報告№27に三月議会の感想を上記のように記載したということにある。事実を記載しただけの事で何を注意されるのか全く分からない。間違った説明を正しいものとして疑いもなく受け入れた議員を侮辱するつもりはない。市民の立場から質問や意見を述べてくれた議員がいたことも事実だ。しかし、議会は多数で否決した現実がある。この度、私に対して一度として意見を述べるよう求めることもないまま厳重注意処分を行い、その一方的な言い分を、皆さんの税金で作成している市議会だよりで広報してきているのだ。こんな悪意に満ちた言葉の暴力に公的紙面を使ってよいのか?更に、そこには処分を受けた私の名前はあるものの処分を下した者の名はない。公正さのかけらもないのだ。みっともない。官尊民卑のデタラメ議会がここにある。
議員が役人作成の討論原稿を読んでいるようでは、執行機関へのチェック機能は果たせない。議員として最も重要な役割を果たしていないという事だ。報酬をいただいている以上、もっと真摯に市民の声に向かいあったらどうか?自分の目で見て現地を確認して話を聞いてしっかり調べてから発言する位はしてほしい。
私が問題にしているのは、議会に示された市民の陳情に対して、事実と違う情報を参考意見として提供している公務員の発言である。ミスではなく、知った上で故意に行った虚偽報告は、減給または戒告の処分対象となっている。そのくらい、公務員の言動の公正性は自治体運営の基本なのだ。
間もなく始まる6月定例議会(質問日は6/24~29)で、執行部に対してこれまでの説明の間違い部分の訂正と、以下の主張の正当性を認めてもらう為に質問をする。傍聴に来ていただきたい。
①テニスコート4面は現在の用地に中で実現可能だ。
②4面にしたとしても駐車場はなくならない。減少するが利用者には不便はない。
③現在のコートの向き南西よりも住民が求める南東向きの方がまぶしくない。また、そのように推奨されている。
④コートのツギハギ補修が危険という訴えは、何度も市には届けられており、職員は十分承知している。
⑤平成30年に予算化しているコート修繕費5100万円で、4面への拡充とコートの張り替え、更に古い休憩所の解体と新設移転は実行できる。
⑥予算前倒しは不可能でない。必要ならこれまでも行ってきた。