桜の頃だからもっと温かいと思った~と震えながら20時間の乗り継ぎフライトで、春休みを利用してエジプトから友がやってきた。大学時代を共に過ごした友人で、アメリカに15年、エジプトに16年住み、夫はエジプト人、大学生の子供が2人、現在日本人小学校の教師である。成田空港から直、鎌ケ谷に入ってもらい、翌日、お話を伺うことにした。貧富の格差が大きく、職業の自由はなく、結婚できない若者も多く、未来への希望のない都市だという。自分の2人の子どもたちは「アメリカに行きたい」というとのこと。
日本人学校は、都道府県から教職員が派遣されて運営されているとのことで、友人は唯一の現地採用教員とのこと。現地採用ならではの情報を児童たちに知らせる役割があるとして、学校での発表用に作成したパワポの資料を持参して報告していただいた。「わたしたちは、エジプト人の若者(わかもの)たちと話す機会がなく、何を考えているのか知りません。心あるエジプト人の若者(わかもの)はいて、エジプトをよくしていきたいと考えています。日本人学校の子どもたちがのぞめば 日本人学校に来てお話したいと思っています。」というような感じでだ。